VMware vCenterのMFA導入事例

概要

VMware vCenterのセキュリティ対策として、外部アイデンティティプロバイダ(IdP)との連携を行い、多要素認証を取り入れたログイン環境を構築する。

管理者アカウントの統制強化と操作ログの個人特定を可能にし、セキュリティおよび監査対応レベルの向上を実現する。

  • vCenterへの外部IdP(EntraID)連携設定
  • ユーザー連携用の中継サーバ構築
  • EntraIDへのSCIM・OIDCアプリケーション作成
  • 管理者アカウント運用ポリシーの策定

SCIM構成図(ユーザー連携)

SCIMによるユーザー・グループ同期の構成図

MFA認証フロー図

Entra ID連携によるMFA認証シーケンス

本構成は、NIST SP 800-63B の認証強化の考え方、および NIST SP 800-53 Rev.5 における特権アカウントの多要素認証・監査性向上の考え方を参照し、IPA が推奨する多要素認証、個別アカウント運用、アクセスログ管理の方針に沿って設計しています。

導入事例

抱えている課題

対象ユーザー規模:管理者・運用担当者 約7名

  • 従来はvCenterログインがパスワードのみの認証のため、パスワード漏洩時の侵害リスクが高い。
  • 1つの管理者ユーザーを複数人で利用しているため、ログから誰が操作したか判別が出来ない。

システム構成

  • VMware vCenter:2台(v8.0 Update 3)
  • 認証基盤:Microsoft Entra ID
  • 認証方式:OIDC
  • ユーザープロビジョニング:SCIM
  • 中継サーバ:1台(ユーザー同期用)

対応

中継サーバを構築し、EntraIDからvCenterへ管理者ユーザーを連携する設定を行う

vCenterとEntraIDとの外部IdP連携設定を行い、ログイン時のMFAを必須にする

管理者ユーザーの運用方針を設計する


導入効果

  • vCenterログイン時のMFA必須化により不正ログインリスクを低減
  • 管理者アカウントの個別化により操作ログの個人特定が可能
  • Microsoft Entra IDによるID管理の一元化を実現

要件定義 対象ユーザー、MFA方式、IdP選定
検証環境作成 手順、影響範囲確認
基本設計 基本設計書作成
詳細設計 vCenter、EntraIDおよび中継サーバの詳細設計書作成
テスト実施 ユーザーが連携されること、MFAが要求されることを確認
運用手順書 ユーザー追加・削除時の手順

価格例

期間

2か月

1か月目 要件定義、検証環境構築、基本設計
2か月目 詳細設計、設定作業、テスト実施、運用手順書


料金

2,000,000円(税抜き、2025年度実績)